【実施報告】輪島訪問旅行(2025年8月23‐24日)

東京輪島会では、震災以降の地元・輪島の現状を知る機会が欲しいという声を受け、被災地視察、被災地応援を目的とした市内巡回視察バスツアーを企画いたしました。
今年は輪島大祭が開催されると聞き、もし訪問旅行を開催するなら輪島大祭の時期にと日程を決定しました。
大変暑いなかでの輪島訪問旅行となりましたが、以下、実施報告です。


【輪島訪問旅行 実施報告】

◆実施目的:

令和6年能登半島地震、令和6年9月能登豪雨の被害を受けた輪島市の現在の状況をバスで巡回視察し、被災地や8月23日に開催される輪島大祭(重蔵神社夏季大祭)の応援をする

◆実施日:2025年8月23日、24日

◆実施内容・詳細:

【1日目】

ふらっと訪夢(旧輪島駅)→能登空港→柳田経由→町野 もとやスーパー(発災以降ほぼ休まず営業し、町野の皆さんの生活を支えるスーパー)→南志見市場(発災後の町おこしの状況を聞く語り部付き)→千枚田(もともと1004枚あるうち現在は250枚程しか作付けできていない)→袖ヶ浜(広くなった砂浜と大きく崩れた竜ケ崎)→輪島港(海底が隆起して船が沖に出られなかった。浚渫工事中)→朝市通り(火災により焼失、今は広く更地に)→懇親会→輪島大祭

【2日目】
輪島朝市(市内スーパー ワイプラザの一角で営業中)→二俣・縄又経由→中屋トンネル(地震と大雨の影響で長らく通行止め、今は復旧)→總持寺祖院(2007年の地震から2024年の地震の被害までお話し伺うガイド付き)→門前黒島(港が4m隆起しもともと海底だったところが砂浜に)→三井→NOTOMORI(「能登半島地震を学ぶ旅」で発災後能登空港が果たした役割についてお話を伺う)→能登空港 解散

◆参加者数:
参加会員数:13名

NOTOMORI「能登半島地震を学ぶ旅」参加者:15名

懇親会参加者:21名

◆参加者の声・反響:

輪島の現状がどんな風なのか気になっていた、来てみないとわからないことが多かった、被害を見るのがなんとなく怖いと思っていたが来て自分の目で見てよかった、という声が聞かれました。

1日目、能登空港を出発

2024年元日の地震発生後、ほぼ毎日、休まず営業している町野のもとやスーパーでお買い物

お昼ご飯をいただきながら、発災後の南志見地区の町おこしの状況を聞く

南志見といえば、この「なじみポーズ」(笑)

もともと1004枚ある田んぼのうち、地震や豪雨の影響で、今は250枚ほどしか作付けできていない

地震の影響で海底が隆起し、砂浜が広くなった袖ヶ浜と大きく崩れた竜ケ崎。

竜ケ崎と鴨ヶ浦につながるトンネルはがけ崩れの影響でいまだ通行止めになっている。

能登半島地震の影響で海底の隆起や岸壁の破損などにより漁が困難になっていた輪島漁港

朝市通りでは、輪島大祭のキリコが並んでいました

懇親会会場は「やぶかぶれ」

懇親会後、キリコの前で集合写真


輪島大祭(重蔵神社夏季大祭)


復興花火、素晴らしかった!!


2日目、市内スーパーの一角で営業している輪島朝市見学


2007年の能登沖地震の被害も著しかった門前の總持寺祖院
今回の2024年の能登半島地震でも大きな被害を受けた。

地震の揺れで時計回りに180度回転したという句碑

門前黒島
港が4m隆起しもともと海底だったところが砂浜に


のと空港敷地内にある仮設宿泊所(泊まれるのは復旧作業をされる方のみ)を見学

輪島もとても暑かったですが、無事に2日間の行程を終え、帰路に。

東京輪島会では引き続き、ふるさと輪島の応援をしてまいります。